蒼い月（月かに）

Gakutさんの新アルバム買ってみました。

いままで、興味はあったけど、

なかなか、勇気（？）が出せなくって・・・。

どのCDがいいかとおもったんですが、

今のGakutさんというエネルギーが出ているのは、

今だしているものだろうと思い、購入。



聴いた感想は・・・

なかなかいいです。

幻想的な雰囲気、神秘的でかつ夜、そして孤独感というか、

人間ではないような世界をうたっていて、いいですね。

今、ステレオがないので、PCで再生（リアルプレーヤー）して

いますが、そうすると分類が、日本・ロックということになっています。

ABBAはポップスだったのに。

今までの私は、ロックなんて、うるさいだけ、なんていう偏見がありましたが

このアルバムは、バラード調にも聴こえる、

いわゆる、シャウト系ではなく、

歌詞もはっきり聞き取れて、歌詞から広がっていく、

イメージできる世界がわかります。



タイトルが「DIABOLOS」ということで、

悪魔、っていう意味らしいです・・・

(すみません、手持ちの辞書【旺文社　Senior】では

単語がでてなかったです。

diabolicで　“悪魔のような”という意味なので、

たぶん名詞形ではないかと・・・）

で、ジャケットの写真が、やはり、それらしく写っています。

黒い羽ですね。



なんか、

Gakutさんって、堕天使のような感じがしています。

ルシファーのような。

本当はルシファーは悪魔ではないことは、私はその筋

（つまり、天使仲間からね）から聞いてわかっていますが・・・



世間一般に通ってしまっているイメージのルシファーのような感じと

Gakutさんは重なります。



孤独さと、近寄りがたさ

（近寄ると、恐ろしそう、とって食われてしまいそうな感じ）

でも、おそるおそる、近づいてみると、食われなかった、

けど、やっぱり怖いところがあったが、

自分には少しだけ、心を開いて接してくれた、

で、なんどか接するうちに、彼の孤独さに気づいて、

それは、間違っているのよ、って教えたい、

心を更にオープンにさせたい、何とかしてあげよう、と

女の子に思わせてしまうような、そういう世界ですね。



Gakutさんの世界は、割と、古典的なのかも、

というのは、少女漫画の世界にもありますね。



たとえば、

ディモスの花嫁にでてくる、ディモスのような・・・。

怖そうで、エゴが強くって、でも、ヒロインの女性に

たいして、優しいところも見せたりして。

気難しさも似ているかもしれません。



あとは、

王家の紋章とか。

エジプトのファラオにたいして、ヒロインが

自分の気に入らないことだけで、人を殺す、とか

そういうのは、よくないと正していくような。





歌詞ブックにあるのも、いろんな姿のGakutさんです。

Gakutさんは、ご自分をよく知っていて、

ご自分がかもし出す雰囲気作りも上手いです。

やや、中性的な容姿から、

日本の着物をきたもの、(たぶんイメージは牛若丸？）

中世ヨーロッパの貴族や騎士、

吸血鬼風

魔法使い風、

そして、現代風なのか、

そういった、ファッションで、歌のイメージとして

各ページに写っていて、いいですね。





Gakutさんは天才だから、って

あるファンの方がおっしゃったのですが、

そのときは、私は１枚もCDを持っていなかったので

わからなかったんですが、

今回のアルバムをみて、私もそうおもいます。

完璧なんですよ。

イメージの世界を創って、それを提供するための

そういう風に、聞き手にイメージを喚起させるような工夫がね。



だから、そういう意味で完璧ですね。

まあ、私生活も謎だし、大体、生年がわかりませんから、

年齢不詳なところも、神秘さを加速していますね。

誕生日は、一応、7月4日らしいですが、

生年は、1972年説があるようです。

でも、案外、1968年とかだったりして。

そしたら、かなり若いですよね、容姿が。



ちょっと、ファンになっちゃったな。

て、いうかGakutさんの世界にはまりつつあるかも・・・。

聴けば聴くほどいいですよ。

おそらく、全ての曲の歌詞もGakutさんが書いたんでしょう。

似たようなフレーズを別の曲で見つけたりします。

それでも、各曲、すごーく、異次元というか異空間の世界に、

夢の世界に入り込まされてしまうような

危うさがあります。

そして、私を夢見る少女に引き戻してしまうような・・・

ヤバイっす。



あ！だから、タイトルが悪魔なのか･･･

危ないけど惹きつけられてしまう魅力ってことですね。